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イタリヤード元社長北村氏、ショップ開店“老舗商法”で再起へ

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@ 2004年10月18日(月曜日)

2002年1月に経営破たんしたアパレルメーカーのイタリヤードの元社長、北村陽次郎氏が18日、京都市中京区にブランドショップを開店する。このショップは、紳士服、婦人服を中心にバックや小物、雑貨などを販売するもの。商品の素材には京都の帯地やきものの生地などを採用。富裕層を主なターゲットに、オーダーメードの商品も取り扱う。ショップを軸に京都の観光サービスなども手がける方針で、北村氏は「“京都を遊ぶ”際のコンシェルジェになる」として再起を図る。
北村氏がオープンさせるのは、「Waこん(わこん)」。今年7月、東京在住のエンジェル(個人投資家)から数千万円規模の個人的な投資を受けたのを機にショップをプロデュースし、開店することを決めた。
投資が決まった直後、京都市中京区三条通東洞院東入ルの三条通に面したマンション1階に、およそ50坪ほどのスペースを確保。すでにショップの内装工事や商品の搬入を終え、8日にプレオープンを済ませた。18日に正式にショップをオープンさせる。
ショップでは、紳士服や婦人服を中心に、北村氏が目利きした商品の販売を行う。ショップのしつらえとして用意した陶器や絵画、テーブルや棚などの家具なども販売する。このほか、和テイストの雑貨や小物などを扱う。
販売する洋服は、西陣織の帯地、友禅染めのきもの生地を素材に独自に開発した商品を目玉に据える。西陣織や友禅染めで仕立てられたドレスなどのほか、大島紬や絞りで作られた生地を紳士服に仕立てたものも置いている。また、100%絹などイタリアやイギリスから各種の生地を輸入。きもの生地と合わせて、オーダーメードで洋服を仕立てるサービスも行う。
ショップは、物販だけでなく、各種サービスの拠点として位置付けた。洋服だけでなく、土産物やインテリアなどさまざまな商品を顧客の要望に従ってアレンジしたり、コーディネートするサービスを行う。また、京都を観光で訪れる顧客には、宿や料飲店などを紹介するほか、観光ツアーのアレンジやコーディネートを行う予定。
ショップは物販を中心に初年度1億5000万円の売り上げを目指す。北村氏は「自分自身の服やモノに対する目利きの感性をショップで表現した。自分の感性を気に入ってくれる少数の顧客を大事にする“老舗商法”で『Waこん』ブランドを創る。将来的には東京にも進出し、次にすぐ海外にショップを展開したい」と話している。
大証2部上場だったイタリヤードは、紳士服や女性向けカジュアル衣料、アクセサリーの輸入・販売などを手がけていた中堅アパレルメーカー。同社は2001年7月期に多額の損失が発生。業績不振と資金繰りが悪化が続いたことから2002年1月、京都地裁から破産宣告を受けた。
「Waこん」で販売される紳士向けジャケット。左から西陣織、大島紬、絞りを素材に使った。(12日、同店で)
(第665号)


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